新着情報

初釜~屠蘇器について

2017/01/09

初釜~屠蘇器について

  

  

年明け、新年の茶事といえば初釜(はつがま)です。 新しい年を祝う初釜では、このときならではの道具も多くあり、お屠蘇を入れる屠蘇器(とそき)もその一つといえます。初釜の懐石ではお屠蘇を酌み交わしながらお料理をいただきます。

  

屠蘇は「蘇」=「鬼」を、「屠(ほふ)る」=「葬る」ことを意味しており、つまり、病をもたらす鬼を葬り、延命長寿を願うことを意味しています。元来、屠蘇は中国(唐)で祝いの席で用いられていたもので、当時の総合医学書にも、正月の風習としての飲む屠蘇のことが記されています。

身体を温め、病を防ぐといわれる八種の生薬を刻み、それを赤い袋に入れ、大晦日に井戸水につけ、新年の日の出とともに取り出して酒で煎じ、東方を向いて飲むといった風習があったとされています。 日本では紀貫之「土佐日記」に「…くす師ふりはへて屠蘇白散酒加へてもて來たり。志あるに似たり。元日、なほ同じとまりなり…」と記載があり、平安時代には宮中貴族の間で用いられていたようです。

  

屠蘇を供する屠蘇器は、屠蘇散と日本酒などを入れる銚子、屠蘇を注ぐ盃、重ねた盃をのせる盃台、それらを載せる盆という酒器揃で構成されています。 元旦に器に移した屠蘇は、床の間や家の中の正月飾りのある一番神聖な場所に置かれます。

三段に重ねられた盃の一番上の小さな杯から、年の若い順に三口に分けて飲み、飲み口を軽く拭き、上の者に盃を回します。最後に最年長者が同じ盃で飲みますが、これは年の若い人のエネルギーを、年長者に与えるという意味合いが込められているそうです。

  

屠蘇器・買取について


屠蘇器には、漆器製、陶磁器製、ガラス製など様々な種類があります。お屠蘇気分という言葉もあるように、正月といえばお屠蘇ですが、最近は実際に屠蘇器を揃えて飲む家族も減っているといいます。以前は使っていたけれど、今は使わなくなってしまい、しまったままになっている屠蘇器がございましたら、ご売却してみませんか?

  

屠蘇器は、銚子、盃、盃台、盆といった酒器揃でのお買取が基本ですが、盃台のみ、銚子のみなど、お品物によっては単品での買取も致しております。

純銀製の屠蘇器や盃台など、酸化してくすんだ色のものでも査定に影響致しませんので、そのままの状態で結構です。

また、輪島塗の屠蘇器の酒器揃は市場でも需要が高く、高価買取が期待できます。作家ものや、沈金など漆器の装飾技術が施され保存状態の良いものは、高価買取対応致します。

  

屠蘇器のご売却をお考えなら、手軽にできるLINE査定を是非ご利用くださいませ。写真とってLINEで送るだけで、無料で査定額をお知らせ致します。 無料LINE査定につきましてはこちらからご確認くださいませ。



茶道具買取・売却の極意 TOPページはこちら!