黒柿の茶道具買取を行っております
黒柿の茶道具買取ます
黒柿という言葉、あまり聞き慣れない言葉だと思いますが、柿の木の中心に墨で描いたような模様が見られるものを黒柿と呼んでおり、この模様が見られるのは樹齢150年以上の柿の古木なのですが、樹齢150年を超えた全ての柿の古木にこの模様が見られる訳ではないため、大変貴重な素材なのです。
黒柿が多く見つかっている地域は東北、信州、山陰地方で、産出される地域から黒柿になる条件として分かっているものは土壌が石灰灰を含み、冬は雪が積る地が適切だとされているのみで、科学的な根拠は何一つ分かっていないようです。
また、この黒柿は見た目では中が黒柿となっているかどうか判断する事はできず、中を割ってみて初めて判断する事ができます。
そんな黒柿ですが古くから重宝されており、その証拠に正倉院には黒柿で作られた様々な宝物が納められています。
茶道具としては茶箪笥などの棚物はもちろん、棗(茶入)、炉縁などがございます。
人の手で生み出す事のできない自然の神秘を感じる事ができる黒柿をお持ちでしたら、どんなお品物でもいわの美術が評価して買取ますので、まずはお電話、メールにてお問合せ下さい。
黒柿の茶道具などの買取について
黒柿は高値で取引されているお品物ですが、模様の出かたによっても買取額が変わってきます。
全体的に縞模様のように黒が入っているもの、中心にのみ黒がベタ塗りされたようなもの、そして孔雀の羽のような模様になっているもの、この3つが黒柿の代表的な模様で、順番に買取額は高くなっております。
その中でも中心にのみ黒がベタ塗された黒柿は樹齢が高いものによく見られる模様で、時には緑や茶色といった色合いがグラデーションのように見えます。
また、柿の木は成長が遅く、ひ弱な事から他の木々との共生に負けてしまう事が多く、大きな一枚板の黒柿は入手する事すらも大変だと言われています。
いわの美術では箪笥などに加工されていない一枚板の黒柿でも買取る事ができますので、お問合せの際はどのような黒柿なのかしっかりとお伝え下さい。
また、黒柿の加工品で座卓や硯箱などによく見られるのですが、表面に漆、もしくはウレタンが塗られているものがございます。
これが漆であれば良いのですがウレタン加工の場合、経年劣化によって白く濁ってしまい、買取額に影響してきます。
もし、新しく黒柿を使った何かを注文する事があれば、漆加工にしておいた方が、黒柿本来の美しさをいつまでも長く保っておく事ができます。
その他、黒柿の買取でご不明な点などがございましたら、お気軽にいわの美術までお問合せ下さい。