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煙草盆などの茶道具の買取を行っております

2015/11/26

煙草盆などの茶道具買取ります

煙草盆は火入、灰吹、煙草入、煙管、香箸など喫煙具一式を納めておく道具で、日本独特の喫煙具でもあります。
喫煙が普及し始めた寛永年間に個々に使用されていた火入、煙草入、灰落しなどをあわせの盆にまとめた事から始まったとされており、当時は香道で使用する香盆をそのまま転用したとも言われています。
やがて専用の煙草盆が作られるようになり、そこから派生して箱型のものや、調度品として美しい蒔絵が施されたものが生み出されました。


この煙草盆ですが、茶道具の一つでもあり、茶事においては寄付、腰掛、席中では薄茶が始まる前に持ち出され、濃茶席と懐石中には出されません。
また、大寄せの茶会では始めから正客の席に置かれています。
現在の茶道では関係の深い煙草盆ですが、千利休の時代の茶席では使われておらず、江戸時代に入り、千宗旦、小堀遠州、金森宗和が活躍したあたりから好みの煙草盆が登場し、江戸後期に莨盆一具が茶事の道具として一般的になりました。
そんな煙草盆ですが、唐物、和物と区別されており、唐物は蒟醤・青貝・漆器・藤組などが使われており、和物は唐木・漆器・木地・一閑張・篭などがあります。
また、大名好みの煙草盆も存在し、飾り金具、塗蒔絵、透し彫り、唐木彫りなどの細工物が多く、一方茶人好みの煙草盆は桐や桑などの生地で形も簡素なものが多いのが特徴です。


ご自宅に使っていない煙草盆はございませんか?いわの美術では喫煙用、茶道用どちらの煙草盆でもお品物の価値を評価して買取を行っております。




煙草盆などの茶道具買取について

煙草盆の買取では、使われている素材やその煙草盆を制作した作者の評価、時代物など様々な要素が買取額に影響してきます。
特に銀製の煙草盆の場合、銀の価値も評価にプラスされますので、高価買取が期待できます。
お問合せの際はどのような煙草盆なのか分かる範囲で構いませんので、詳細をお伝え下さい。
また、火入、灰吹、煙草入、煙管、香箸などの喫煙具一式揃えの場合、煙草盆のみでの買取よりもプラスの評価となる事もございます。
傷、汚れ、破損はマイナス評価となりますので、今は売却する予定がなくても大切扱う事が買取額アップへ繋がります。


いわの美術では煙草盆以外にも茶道具、骨董品、美術品などの買取も行っており、お品数が多い場合は出張買取で対応しております。
出張費などの請求はいわの美術では行っておりませんので、お気軽にご相談頂ければと思います。



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