西端正の茶道具の買取を行っております
西端正の茶道具買取ます
今回、いわの美術がご紹介する作家は丹波焼の作家・西端正(にしはたただし)です。
兵庫県出身の西端正は日本伝統工芸展、田部美術館茶の湯造形展で活躍を見せ、日本工芸会会員としても活躍しています。
西端正の作品は豪快な面取りによる力強い造形に繊細な表情の灰釉や、赤土によるしっとりした表情を見せる丹波焼の伝統を守りながら、オリジナルの要素を入れた創造性豊かで存在感のある作品を生み出しています。
現在、西端正は兵庫県篠山市にある末晴窯で作陶を続けており、息子・娘も同じ窯で作陶を行っています。
しかし、息子・大備は34歳という若さでこの世を去っており、未来が楽しみな丹波焼の作家であっただけに、陶芸界からは悔やむ声が上がっています。
そんな西端正の丹波独特の土から発色する伝統の赤を中心に粉引、灰釉、焼締などの作品や、これらを組み合わせた作品など丹波焼の魅力を十分に引き出した素晴らしい作品は中古市場でも人気があり、いわの美術でも買取を強化している作家です。
ご自宅に西端正の作品はございませんか?丹波焼の作品はもしかしたら西端正の作品かもしれません。
ご処分をお考えのお品物、気になるお品物がございましたら、お気軽にお電話、メールにていわの美術までお問合せ下さい。
丹波焼の茶道具買取ます
丹波焼とは、瀬戸、常滑、信楽、備前、越前とともに日本六古窯の一つで、平安時代末期~鎌倉時代にかけて作られるようになった焼物が発祥といわれており、灰釉や鉄釉などによる素朴で飾り気のない野趣味あふれる焼物として知られています。
桃山時代までは穴窯による焼成が行われていましたが、慶長16年(1611年)頃から朝鮮式半地上窯である登窯で焼成が行われるようになりました。
この頃と同時に日本では珍しい立杭独特の左回転の蹴りロクロが導入された事で飛躍的に生産効率が上がり、現在まで伝統を守りながら様々な品物を作り続けています。
丹波焼がはじめられた当初は甕やすり鉢などが主力製品として作られていましたが、江戸時代前期に茶人として有名であった小堀遠州の指導により、茶入・水指・茶碗など茶器類に多くの名器を生みだしました。
この事をきっかけに丹波焼では茶器も多く作られており、特に古い時代の丹波焼は現存する数が少なく、骨董的価値も高まりますので高価買取が期待できます。
また、現在は食器や花器が中心となっていますが現代の丹波焼も買取る事ができます。
しかし、大量生産品の場合1点で評価する事は難しく、まとめて数点であれば買取る事が可能ですが、作家物の場合は作家の評価によりますので現代の丹波焼であっても高価買取となる場合もございます。
作家の丹波焼は作品の底面に「陶印」が記されている事も多く、作家によってはお写真のように分かりにくいものも存在し、この陶印は先ほどご紹介した西端正のものです。
この機会に丹波焼のご売却をしませんか?「食器として集めていた丹波焼が食器棚に入らなくなってしまった」「茶道具の整理をしていたらいらない丹波焼が多数出てきた」など処分する理由は人それぞれかと思いますが、ご自身の判断で処分してしまう前に買取経験豊富ないわの美術にご相談下さい。