楽茶碗・茶道具の買取を行っております!!
楽茶碗・茶道具買取ます!!
昔から「一楽、二萩、三唐津」と言われるように、茶碗の代表的な存在として知られている楽茶碗は、ろくろを使用せず、手とヘラだけで成形する「手捏ね(てづくね)」という技法を使って作られる焼物で、千利休らの嗜好を反映したわずかな歪みと厚みが特徴の茶碗です。
楽茶碗は楽焼と呼ばれる焼物で、桃山時代の陶工・長次郎によって始められ、当時は今焼と呼ばれていました。
この長次郎がのちに千家十職として茶碗師をつとめる楽家の初代となり、楽家の楽焼を本窯物と呼び、それ以外の楽焼は脇窯物と呼び分けがされており、楽家四代・楽一入の子、彌兵衛が玉水に開窯した「玉水焼」の茶碗、楽一入の門人であった長左衛門が金沢の大樋村に開窯した「大樋焼」の茶碗も楽焼として含められています。
楽茶碗は「黒楽」「赤楽」と呼ばれる物が存在し、黒楽は素焼き後に加茂川黒石から作られた鉄釉をかけて陰干し、乾いたらまた釉薬をかけるといったことを十数回繰り返してから1000~1250度程度で焼成し、焼成中に釉薬が溶けたところを見計らって窯から引き出し急冷させて独特の黒色を発色させた茶碗の事で、赤楽は長石分を混ぜた半透明の白釉を赤い聚楽土の上にかけ、800~1000度程度の低い温度で焼成するもので、焼成温度が低いため割れやすいのが難点となっています。
楽茶碗には鋏(ヤットコ)ではさんだ跡が残る場合があり、知識のない買取業者ですと傷物と勘違いしてマイナス評価をする事がございます。
楽茶碗に鋏ではさんだ跡が残るのは、利休や長次郎が活躍した時代から今日まで変わる事なく続く焼成方法ですので、「ちょっと言っている事が怪しいな…」という業者には譲らない方が賢明かと思います。
楽茶碗のご売却をしませんか?いわの美術であれば、年間に多くの茶道具の買取を行っており、しっかりとした鑑定を行える実力ある鑑定士が在籍しているからこその実績です。
楽茶碗のご売却なら、いわの美術にお任せ下さい!!
楽茶碗・茶道具買取について
楽茶碗は制作した作家によって買取額が変わってきます。
楽家の代々の当主はもちろん、楽焼作家として活躍する佐々木昭楽、中村道年の楽茶碗も高価買取が期待できます。
また、赤楽は割れやすいため、古い時代に制作された赤楽茶碗は大変貴重で、コレクターの間でも人気の高いお品物です。
楽茶碗の売却をご希望で、弊社までお問合せ頂く際は、どんな楽茶碗なのかしっかりとお伝え下さい。
また、楽茶碗は吸水性、通気性が非常に高く、点てたお茶は冷めにくいと言われている反面、乾燥が遅く、使用した後は一週間程度乾かしてから収納しないとカビや臭いの原因となります。
カビや臭いの発生した楽茶碗は買取額が下がってしまい、場合によっては買取をお断りする場合もございます。
この他にも楽茶碗は酸の強いものに長時間触れていますと変色変質する恐れがありますので、そういったものを間違って入れたままにしないようお気を付け下さい。
その他、楽茶碗の買取でご不明な点、ご質問などがございましたら、お気軽にお電話、メールにてお問合せ下さい。