林恭助の茶道具買取ります
林恭助の茶道具買取ります
いわの美術では、星をよみがえらせる陶芸家として名高い林恭助の作品をお買取り致します。
林恭助は岐阜県出身で、23歳の時に土岐市立陶磁器試験場に研究生として入所し、翌年第30回陶磁器デザインコンペに入選をするなど若くして才能を発揮させました。
その後、人間国宝の加藤孝造に弟子入りし、その技術にさらに磨きをかけました。
磨きのかかった技術力で多くの作品を様々な展覧会に出品して、美濃陶芸家として黄瀬戸などを製作し独立を果たします。
美濃陶芸家として順風満帆に進みますが、独立から10年の月日が経った時、大きな壁に当たりました。
10年間同じ作品を作り続けてきたが、何か作品に変化をもたらさなければと考えるようになったと言います。
そんな考えを持ちながら裏山を散歩していた時に天目茶碗のかけらを偶然見つけ、調べていくうちに曜変天目にたどりつきその解明されていない謎の多さに興味を惹かれました。
林恭助が散歩していた裏山は、昔の桃山時代の窯跡だったため天目茶碗のかけらが偶然見つかったそうです。
謎多き曜変天目の製作に挑むため、資料を集め、何度も曜変天目発祥の地中国に渡り、試行錯誤を繰り返し曜変天目の再現に成功しました。
この出来事は様々な場所で取り上げられ、林恭助は有名陶芸家として高い評価を得ました。
いわの美術では、曜変天目を復元した第一人者として名の高い林恭助の茶道具をお買取り致します。
曜変天目の茶碗・茶道具買取りについて
林恭助が復元に成功させた曜変天目は、現在の中国福建省建陽市にあった建窯で作られたとされ、現在残っているものは世界でわずか4点程だと言われています。
その作品は黒く内側に星のように見える大小の斑文が散りばめられ、その斑文は藍や青色で角度によっては虹色に輝くように見えました。
その美しさから器の中に宇宙が見えるとも評されましたが、中国で焼かれた作品は極少量でそれ以降焼かれる事はなかったと言われています。
現在中国で作られた曜変天目は僅か4点しか残っていなく、3点は国宝、1点は重要文化財に指定され4点全て日本で保管されています。
素晴らしい作品として評価の高い曜変天目ですが、中国で細かな破片は発見されたものの、資料がなく製作方法などは一切分からなく、陶芸家も頭を悩ませました。
しかし、1953年に小山富士夫と山崎一雄が発表した論文「曜目の研究」において科学的に分析がされ、それをキッカケに多くの陶芸家が復元に試みましたが実物と同じような独特の斑文が再現出来ずにいました。
数々の陶芸家が復元できなかった曜変天目を、美濃陶芸家の林恭助が復元させ、中国での製作が途絶えてから800年の時を経て見事復活しました。
現在では曜変天目はとても貴重価値が高く、いわの美術では高評価にてお買取り致します。
いわの美術は、誰も成し遂げる事が出来なかった曜変天目を復元させた林恭助の茶道具を高価買取り致します。
また、林恭助の師匠、加藤孝造の茶道具なども高価買取り致します。
売却したいが価値がある物かわからない、引っ越しで荷物整理の為処分を考えている林恭助の茶道具など御座いましたら是非一度いわの美術までお問い合わせ下さい。