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北村昭斎の作品・茶道具買取ります

2015/05/29

北村昭斎の作品・茶道具買取ります

いわの美術では昭和から平成にかけて活躍された漆芸家北村昭斎の作品をお買取り致します。
北村昭斎は本名を謙一と言い、漆芸家の父北村大通の長男として奈良県に生まれ、幼い頃から漆芸の技に触れてきました。
のちに東京藝術大学美術学部工芸科を卒業後、早川電機工業(現在のシャープ)工業デザイン部門を経て父の元で漆芸製作、文化財修理を行います。
文化財の修理などを行う傍ら、漆芸作家としても活動し、蒔絵や螺鈿を学び現代的な作品を製作していきました。
その中でも北村昭斎は、螺鈿細工の技法に優れていたと言われています。
56歳では漆工品修理で選定保存技術保持者として認定され、その4年後には紫綬褒章を受章しました。
漆工品の修理を行うには蒔絵や螺鈿などの技法に関する知識や、特色を理解していないと行う事が出来ません。
また、修理が必要な文化財は製作してからかなりの年数が経っているため、劣化や腐食が酷い物もあります。製作の技法や、材料の知識、修理経験において適切な判断力、高度な技術が求められ、とても難しい仕事です。
受賞歴や、作品製作の努力が認められ、61歳の時に螺鈿細工で人間国宝に認定されました。
いわの美術では高度な技術と豊富な知識を持ち合わせた北村昭斎の作品・茶道具をお買取り致します。

 

 

北村昭斎の作品・茶道具買取りについて

北村昭斎が得意としていた技法が螺鈿細工といい、その技法を用いて作られた作品は見る者の心を奪う程綺麗な作品が多く存在しました。
螺鈿細工は、伝統工芸に使われる装飾技法の1つで、貝殻の内側や、虹色の光沢を持つ真珠層の部分を板状に切り出し、木材の装飾部分にはめ込む手法です。
螺鈿細工の螺は貝を表し、鈿はちりばめるという言葉を表すので、貝をちりばめ細工するという意味になります。
使用される貝は、夜光貝、白蝶貝、黒蝶貝、青貝、また、アワビやアコヤガイなども使われました。
螺鈿細工は奈良時代に中国の唐から輸入され、琥珀や鼈甲などと合わせて楽器の装飾に使用されました。
古い遺品では、正倉院宝物として伝わる螺鈿紫檀五絃琵琶や螺鈿紫檀阮咸もあり、現在でも正倉院に保管してあります。
螺鈿細工で作られた作品はきらびやかな物が多く、見る者を魅了させるお品物となっていました。
いわの美術では、見る人の心を魅了させた螺鈿細工を得意とする北村昭斎の作品をお買取り致します。
また、螺鈿細工の他にも、漆芸作品の棚や長板、炉縁などもお買取り致します。
倉庫や蔵を片付けている際に出てきて、処分に困っているお品物などございましたら、是非一度いわの美術までお問い合わせください。


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