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13代 無盡宗左(即中斎) 1901-1979
無盡宗左の生涯
無盡宗左は、12代目敬翁宗左の次男として1901年に生まれ、幼名を覚二郎と言いました。
次男として生まれた無盡宗左ですが、1936年に兄を亡くし、その翌年に父親も亡くなった為1937年に表千家13代目を継ぐこととなります。
また、多くの方が聞いたことのある即中斎という号は、兄が亡くなった年に大徳寺の管長を務めていた太田常正師より貰いました。
無盡宗左は、父の12代目敬翁宗左が先代とともに明治維新から衰退していった茶道を復興させる為協力し、順調に歩みを進めていきますが、そこで大きな壁が立ちふさがります。
1931年に満州事変、1937年には日中戦争、1939年には第2次世界大戦と戦争続きの大変苦しい時代となりました。
大変苦しい時代であった1942年に無盡宗左は、千家同門会を発足し、各地の教授者を統合させて機関紙を発行するなどして茶道の発展に貢献しました。
また、千家同門会は1970年、日本全国に支部を持ち、海外ではハワイ、サンフランシスコ、ロサンゼルスを拠点に普及活動を進めました。
無盡宗左が活躍した時代は、戦争が続いた大変苦しい時期でしたが、父の背中を追いかけながら、茶道の発展に貢献し力強く生きた方となります。
好み物や箱書も多く残されており、扇面棚や小袋棚などが好み物として知られ、茶道を嗜む者なら一度は手にしたい作品が多くございました。
茶道の発展に大いに貢献した無盡宗左は、1979年、78歳で生涯の幕を閉じる事となります。
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