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6代 原叟宗左(覚々斎) 1678-1730
原叟宗左の生涯
原叟宗左は久田宗全の息子ですが、元々後嗣としていた三浦宗巴(友流斎)が夭折したため、12歳で養子に迎えられ6代目を継ぎました。
また、点前も名手の聞こえ高く、禅を大心和尚から学んで自らの修養にも励みます。
原叟宗左は18歳で正式に裏千家を継いでから亡くなるまでの間新しい茶道のあり方を模索し続けました。
新しい茶道の道を模索していた原叟宗左ですが、先代の千利休流の茶道を十分に受けながらも、独自の感性を用いて新たな茶道を作り上げていきます。
原叟宗左の発想は、初め多くの批判を受けましたが、形にとらわれず茶を楽しむという心を重んじた茶風は後に多くの門人たちを惹きつけたそうです。
また、原叟宗左のゆかりの茶道具で有名なのは、将軍吉宗から拝領した唐津焼の桑原茶碗と言われています。
原叟宗左の作品や筆跡からは豪放磊落な気質が見てとれ、没するまでに沢山の門弟を育て、多くの好み物や筆蹟等を残しています。
伝えられている好みの茶道具のなかには桐生地に赤の紐の矢筈棚や、桐生地の三木町棚等があります。
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