ボーフラは涼炉や瓶掛にかける湯を沸かす煎茶道具です。直接火にかけて使用されるので、素焼きのものしか造られません。
ボーフラは素焼きですので、非常に壊れやすく、扱いには注意が必要となります。
また、ボーフラの手入れを怠ると湯に臭いが出ると言われています。
ボーフラという名称は、形がカボチャに似ているたため、ポルトガル語でカボチャを意味していた「abobora」が転用されたという説が有力です。
ボーフラには上手式と横手式があり、
横手式のボーフラは見た目が急須と殆ど同一で、涼炉に掛ける事が多いです。
上手式のボーフラは比較的大型の物が多く、瓶掛によく使用します。