十二代田原陶兵衛は1925年十代の二男として山口県に生まれる。父や兄(十一代)に陶芸を学び家業に従事する。1956年兄の死去により十二代を襲名する。独自の高麗、朝鮮陶器の研究、茶事への造詣を深め茶陶中心に制作。灰被の技法に優れ「陶兵衛萩」を継承し裏千家宗匠好みの物を造った。十三代は 1951年十二代の長男として山口県に生まれる。唐津の中里重利に師事し陶芸を学ぶ。1992年父の死去により十三代を襲名する。伝統を継承しながら斬新な現代陶芸との融合に取り組んでいる。