純錫で出来た四方茶入れです。錫には科学的に基づいているわけでも、根拠があるわけでもありませんが、錫の器に入れた水が「おいしくなり、何日も腐らない」と昔から言われています。日本の料理店などでは、錫製の酒器を愛用している事が多いです。これは熱伝導率が高いので、熱燗にする際に利用されます。その熱燗を呑んだ人の多くが「味がまろやかになった」と感じるそうです。錫製の茶器では「香りが持続し、あまくなる」という感想が多いです。こういった事柄から錫製品が重宝されます。