韓国の陶工「申相浩(シン サンホ)」の青磁で出来た皆具です。
申相浩が26歳の時はじめて日本で個展を行って以来人気がじわじわと出てきました。
皆具とは
水指、建水、蓋置、杓立の4つのお道具が入っています。
水指とは茶碗をすすぐ水や、釜の水が少ない時に足すための水を入れ、
点前座に据えるお道具です。
建水とは席中に茶碗を濯いだ湯水を捨てる器です。
最も格の低い道具として扱われ、点前の際は客から見えにくいところで使われます。
蓋置とは釜の蓋や、柄杓の合を乗せるのに使われます。
今回のお品物のように陶磁器で出来たもの以外では、
金属、木、竹などで作られた物が御座います。
杓立とは柄杓を立てるために使われます。
柄杓は手前に、火箸を柄杓の柄を挟んで向こうへもたせてさします。
これら4つが同一の造りのものを皆具と呼びます。