十三代中里 太郎右衛門(なかざと たろうえもん)の絵唐津湯呑です。平成4年に佐賀県重要無形文化財に認定され、その3年後の平成7年に唐津市政功労章受章しました。唐津焼は佐賀県東部、長崎県北部で生産される伝統工芸品していの陶器の総称です。その中で今回のお品物は絵唐津という分類になります。器に鬼板という鉄溶液を使って花や鳥、草木などをさまざまに書き込み、灰色釉などの透明色の釉薬を流し込み、焼いた物です。土色の陶器へ流される釉薬により、独特のわびが生み出されます。