千 宗左(惺斎)文久3年(1863)〜昭和12年(1937)。表千家12代です。明治維新後の茶道衰退の時代にあって、その復興につとめ、大正期の隆盛へと導きました。明治39年(1906)の火災により焼失した家元の茶室の再建にも尽力しました。大正10年(1921)には家元内に松風楼を増築し、披露の茶会をおこなっています。