こちらは先日お買取りさせて頂きました、13代酒井田柿右衛門の梅花文酒器です。
明るく繊細に描かれた梅の文様と器のバランスが非常に良い作品で、余白を残した絵画的な構図は流石柿右衛門といったところでしょうか。
初代柿右衛門はもともと陶器や白磁、染付などの磁器を制作していましたが、後に赤絵磁器の焼成に成功して柿右衛門を名乗ります。
初代柿右衛門の確立した柿右衛門様式と呼ばれる作風は当時ヨーロッパへも輸出され、ドイツのマイセン窯では柿右衛門窯の図案を写した絵付けのシリーズもあります。
酒井田柿右衛門は初代より代々その名を受け継ぎ、2014年に襲名した15代が当代として活躍されています。
今回お買取りした作品は13代酒井田柿右衛門の作品です。
13代酒井田柿右衛門の父親は12代酒井田柿右衛門で、伝統を墨守(ぼくしゅ)し続ける父の方針に不満を持っていたためお互いの方向性の違いから親子喧嘩が絶えなかったそうです。
いわの美術では代々の酒井田柿右衛門の作品買取を行っています。
画像のお品物のように共箱に【十三代 柿右衛門】などと銘があれば、何代目の作品かすぐに分かりますが、共箱が無く、作品本体だけですと、一般の方には何代目の作品か分かりにくいかと思います。
ですがご安心下さい。お客様が何代目の作品か判断できない場合でも、いわの美術では経験豊富な査定人がお調べし、お客様に査定額をご提示させて頂きます。
酒井田柿右衛門の作品、お持ちではありませんか?いわの美術では何代目の作品でもお買取りが可能です。酒井田柿右衛門の作品ご売却の際はいわの美術にお任せ下さい。