扁壷(へんこ)というのは銅鑼のような胴をした扁平の壷で、元々は携帯用の酒壷だったので壷の両肩に紐を通すための耳が付いているものもあります。
一般的な扁壷の形は晩周、秦、漢代までも遡りますが、西方の影響を受けて隋代に盛行し、李朝の時代にも朝鮮半島で焼かれたと言われ、日本では河井寛次郎が優れた扁壷の作品を数多く制作しました。
安東五は韓国の陶芸家で、ソウルで生まれました。
韓国の白磁の世界で名を成した陶芸家で、戦前は早稲田大学で学び、戦後韓国に戻って陶芸活動を続けます。既にお亡くなりになっている陶芸家ですが、日本の大学で学んだ親日派で、日本にも多くの愛好家がいます。
画像に写していますが共箱の署名は比較的読みやすいので、名前を見て頂ければ安東五の作品だ、と分かるかと思います。
安東五の作品お持ちではありませんか?いわの美術では韓国や中国など、国外の陶芸家の作品も買取を行っています。安東五の他には柳海剛なども有名作家ですので、お品物によっては高価買取も可能です。
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