今回、いわの美術がお買取りした品物は、輪島塗の茶碗です。
茶道具の茶碗というと陶器や陶磁器が多いかと思いますが、輪島塗などの漆器の茶碗もございます。
見た目は陶器の茶碗と変わりませんが、陶器の茶碗と違って素材が木地なので、とても軽いのが特徴です。
輪島塗は木地の傷みやすい箇所に生漆(きうるし)と米糊(こめのり)を混ぜた物で布を張って補強し、下地を何層にも塗り重ねて仕上げるため、他の漆器と比べると堅牢で、この技法の事を乾漆と呼びます。
今回、お買取りした輪島塗の作者は川岸充雅の作品で、川岸充雅は香合や棗など漆器の茶道具の制作を行っています。
共箱、共布付で、漆の剥がれ、欠けもなくとても綺麗な状態でお譲り頂きました。
また、抹茶碗以外にも飯茶碗としても使っていただく事ができ、漆器の茶碗は木地で出来ているため、陶器の茶碗と比べると保温性が高いのが特徴です。
いわの美術では、輪島塗の茶道具の買取をおこなっております。
輪島塗の茶道具といえば、棗や香合が一番多いかと思います。
いわの美術では、どんな輪島塗の茶道具でも買取をおこなっております。
ただし、素地がプスチックで出来た練習用の輪島塗の茶道具の場合、1点での買取は難しくなりますが、複数ある場合はまとめての評価で買取る事が可能です。
輪島塗の茶道具買取では、漆の剥がれ、欠け、ひび割れはマイナス評価となります。
直射日光や乾燥した場所は漆器にとってはダメージを受けやすい環境ですので、保管場所としては避ける事をお勧めします。
輪島塗の茶道具のご売却をお考えでしたら、いわの美術までお気軽にお電話、メールにてお問合せ下さい。