こちらは細いアシの茎で編んだ簀をはめた葭屏風と呼ばれるものです。
七事式の一つに花寄せというものがあり、その際に葭屏風などが使われます。
七事式というのは茶の湯の訓練のための稽古法で、江戸中期に表千家と裏千家の両家元が合議の上作られました。
茶道の修練、茶の湯の精神、技術をみがくために制定されたもので、員茶の式、且座の式、茶カブキの式などがあります。
花寄せでは席中に沢山の花入を掛け、多くの花を用意します。客も亭主も思い思いに花を生けて、葭屏風に花入れを掛け、花を入れるので、華やかな茶室になるそうです。
単に花を入れて楽しむこともありますが、利休忌や天然忌などでも行われ、仏や故人へのお供えの意を込めて行うこともあります。
茶道では屏風も花入も、茶に関する抹茶碗や茶筅といった道具以外にも様々な道具が用いられます。
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