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小西陶古の備前茶碗

作家名: 2代・小西陶古
更新日: 2014/3/24

備前焼の茶碗買取ました!!

今回、いわの美術がお買取りしたお品物は備前焼の茶碗です。
備前焼は日本の六古窯といわれている瀬戸・常滑・丹波・越前・信楽・備前の中でも最も古い窯で、無釉の焼き締めの焼き物です。
備前焼は酸化焔焼成によって赤みの強い味わい深い作品が特徴で、この色は窯変によって生み出されているため、1つとして同じ物がないのが特徴です。
備前市伊部地区で盛んに行われている事から別名「伊部焼(いんべやき)」とも呼ばれています。
「備前焼を知るには茶道を知れ」といわれるほど、備前焼と茶道には密接な関係にあり、備前焼の素朴さが侘び寂びの美意識に合っており、備前焼は千利休に愛されました。
そのため、備前焼の茶道具は今回お買取りした茶碗の他にも花器、水指などの茶道具をはじめ、備前焼の土に含まれる鉄分が水をまろやかにする事から、酒器も多く作られています。
いわの美術では、備前焼の評価買取を積極的に行っております。

備前焼作家・小西陶古の茶碗買取ます!!

今回お買取りしたお品物は、備前焼作家・小西陶古の茶碗で、小西家2代目の作品でした。
小西家は代々作家の家系で、明治初期の名工・永見陶楽の孫にあたる初代小西陶古が窯を設立し、現当主は初代の次女が襲名しています。
2代・小西陶古は、初代が考案した目が覚めるような桟切(サンギリ)焼を得意としており、研究を重ね、備前焼の実用陶器の製造、販売を手掛けています。
たくさんの備前焼を製造するため、古来から続く既存の窯を取り壊し、備前で一番高い登り窯を造り、備前の名所の一つにするなど、備前焼全体の発展にも貢献しています。

お買取りした備前焼の茶碗は窯変で浮き出た赤みが強く感じるものとなっており、見込には花が咲いているような文様にも見え、備前焼ならではの仕上がりとなっております。
共箱、共布付でとても綺麗な状態でお譲り頂きました。

茶碗など茶道具のご売却をお考えでしたら、道具や焼き物の種類、作家名、共箱の有無など分かる範囲でかまいませんので、詳しくお伝え頂くとお査定がスムーズに進みます。
お気軽にお電話、メールにてお問合せ下さい。

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