写真の作品は萩焼の陶芸家、坂倉新兵衛の六角香炉です。
坂倉新兵衛は現在15代の方が活躍されていますが、こちらの香炉は当代より少し前、12代の作品でした。
萩焼は山口県萩市一帯で焼かれている陶器で、長門市や山口市にも窯元があります。
古くから「一楽 二萩 三唐津」と謳われているほど茶人好みの器を制作していることで知られています。
萩焼は素地の色を生かした作品造りをしているため、模様は地味ですが根強いファンも多く、多くの窯元が存在しています。
今回お買取りした萩六角香炉の作者、12代坂倉新兵衛は11代坂倉新兵衛の長男で、9代高麗左衛門より萩焼を学びました。
萩焼は明治期に入ると藩の庇護を失って急速に衰退してしまいましたが、10代三輪休雪と共に萩焼の復興に尽力した人物で、萩焼中興の祖とされています。
作風は控えめで茶の湯に馴染むことを第一に制作を行っているため、茶人には特に人気の高い作家です。
12代坂倉新兵衛の茶道具、お持ちではありませんか?
いわの美術では坂倉新兵衛の作品買取を行っています。
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