今回、お買取りしたお品物は京都市にある臨済宗大徳寺派の瑞峯院住職である前田昌道の茶掛です。
茶掛とは掛軸を茶室の床に合うように一般的な掛軸と比べると小さくなっています。
茶の湯の世界では掛軸は大切な道具とされており、背景には禅の教えがあります。
これは、掛物を通して一座建立の茶の精神性を深めることにも重きをおいているといわれています。
今回、お買取りした茶掛には「清流無間斷(せいりゅうかんだんなし)」と書かれています。清らかな流れは絶えることなく、常緑樹の青さも絶えることがないという意味を持っています。
今回、お買取りした茶掛は前田昌道の作品で共箱と外箱付きで本紙に少しシミがありました。
茶掛の大事な部分である本紙なので、シミが無ければ高価買取も期待できました。
その他に目立った汚れや破損などは無く、良い状態で、茶の席で観賞しながらゆるりと楽しめそうな素敵なお品物でした。
いわの美術では茶掛の買取に力を入れております。
茶掛には様々な禅語が書かれた作品や花鳥画などの水墨画の作品があります。
茶道をたしなんでいた方でしたら、多くの茶掛をお持ちかと思います。
いわの美術では、まとめて複数の茶掛のお買取りを積極的に行っております。
使うご予定の無い茶掛がございましたら、メール・お電話にていわの美術までご相談下さい。