今回、いわの美術がおかいとりしたお品物は金箔押忘れ貝香合で川端近左の作品でした。
香合は茶道具では香を入れておく道具で、季節によって香合が使い分けられています。
風炉の時期は漆器の香合に白檀や沈香などを入れ、炉の時期は陶器のものに練り香を入れます。
お買取りした香合のように貝の香合は季節問わず使用する事ができ、炉の時期には椿の葉を敷いて練り香をのせます。
お買取りした香合は本物の蛤に金箔押がされているもので、漆芸家である5代・川端近左の作品でした。
共箱付で、綺麗な状態でのお買取りとなりました。
川端近左は幕末から続く漆芸家の当主が代々襲名する名前で、初代が京都で油屋を営む傍ら、俳諧や日本画を嗜む趣味人であり、その中でも一番興味を持っていた漆芸がいつの間にか家業となり、現在まで続いています。
当代は6代目で、香合の他にも棗、菓子器などの漆器の茶道具を手掛けています。
その中でも3代の作品は現存する数が非常に少ないため、高価買取となっております。
川端近左の作品のご売却をお考えでしたら、茶道具の買取に強い、いわの美術にお任せ下さい!!
いわの美術では、お買取り出来る茶道具のお品数が多い場合、出張買取にてお伺いしております。
箱から出したままで、どの箱に仕舞うのか分からない場合でもそのままにしておいて頂いて大丈夫です。
弊社の方で作品と箱を照らし合わせ、お査定を行います。
中には箱と作品の数が合わず、空箱があるかもしれませんが、空箱も複数あればお買取りする事が可能です。