こちらは先日お買取りさせて頂きました水瓶です。
五彩というのは白磁や白釉陶に赤、青、黄、緑、紫など釉で絵や文様を表したもので、日本では赤絵などと言われます。
五彩は必ずしも5色とは限らず、多くの色を用いて彩ったものが五彩と呼ばれました。
今回お買取りした品には【華中亭道八】との銘がありました。
この華中亭道八というのは京焼の窯元の一つで陶芸家の名跡である高橋道八のことを指します。
茶人や陶芸家は自身の本名の他に、代々受け継ぐ名前や、各々の号を署名に用いていることがあります。
この【華中亭道八】というのもそういった例の一つで、華中亭という号は三代目高橋道八や四代目高橋道八など、複数人が使用しています。ちなみに初代高橋道八は松風亭空中、二代高橋道八は仁阿弥道八などの号や落款を用いていたこともあります。
いわの美術では高橋道八の作品買取を行っています。
高橋道八の作品では、道八とだけ銘のある物、今回のお品物のように華中亭道八と書かれているものなど様々な品があります。
それぞれ作品の出来や状態、何代目の作品か、などによっても評価は変わってしまいますが、どの代の作品でも買取は行っています。
高橋道八の作品買取はいわの美術にお任せ下さい。