今回お買取りした楽焼は吉村楽入の重ね桜香合です。
楽入は京都にある楽焼窯元で吉村楽入は代々襲名制で、当代は3代となっております。
楽焼は16世紀後半に千利休の指導によって焼いたのが始まりといわれ、楽焼は茶道具を中心に制作しております。
轆轤などを使わず手とヘラで作る「手づくね」で知られており中には型を使って制作する場合もあります。
また楽焼は750℃〜1100℃で焼成する軟質釉陶器です。
低温焼成といわれる1000℃〜1100℃は土の発色が違ってくるので面白く表現することが出来るといわれています。
今回お買取りした楽焼は、重ね桜香合で神奈川県鎌倉市の方から良い状態でお譲り頂きました。
共箱に少しシミはありますが共箱付きで、香合には傷や割れもなく、春の代名詞である桜が渋い楽焼の黒で表現されており、春の季節のお茶の席でもひときわ映える予感をさせる素敵なお品物でした。
今回お買取りした楽焼は香合でしたが楽焼は香合の他にも茶碗などもあり、海外では「RAKU」と呼ばれ現代アートとして人気があります。
現在、いわの美術では楽焼の買取に力を入れておりますので、ご売却をお考えの方は楽焼の買取実績がある、いわの美術までお気軽にご相談下さい!