今回、いわの美術がお買取りしたお品物は敷板です。
茶道では風炉の下敷きにする板で、形状により大板、小板、丸板に分類され、真塗(しんぬり)、掻合(かきあわせ)、荒目(あらめ)、鉋目(かんなめ)など、風炉の種類や流儀、好みによって使い分けます。
お買取りした敷板は、真塗(しんぬり)、掻合(かきあわせ)、荒目(あらめ)の敷板で、中には螺鈿細工が施されている敷板もございました。
しかし、風炉を置いた跡や、角の割れや傷がございましたので、その分はマイナス評価となってのお買取りとなりました。
先ほども少しお話に出てきましたが、敷板は風炉や流派によって使用されるものが違います。
先ほどは木製の漆塗のお品物のお話をさせて頂きましたが、敷瓦という陶磁器製の敷板もございます。
敷瓦は、鉄風炉用として使用されます。
敷板は茶道をやらない人から見れば、お盆?棚板?と勘違いしてしまいそうなお品物です。
茶道具なのか良く分からないお品物でも、茶碗などの道具と一緒に仕舞ってあれば茶道具である可能性は高いので、ご処分をしてしまう前に、敷板を含む茶道具一式の買取も行っているいわの美術までご相談下さい!!