今回、いわの美術がお買取りしたお品物は高取茶碗で、15代・亀井味楽の作品です。
高取焼は遠州七窯の一つで、黒田如水・長政親子に従って渡来した朝鮮の名工八山によって開窯され、御用窯とされたのが起源といわれています。
高取焼は七色の釉薬を特色とする「高取焼釉薬」と形や装飾の簡素さを備え持ち「きれい寂び」を感じる事ができるのが特徴です。
お買取りした高取茶碗も飾り気のない、釉薬のみが際立つシンプルなデザインのお品物でした。
今回、お買取りした高取茶碗は15代・亀井味楽の作品でした。
15代・亀井味楽は14代目の長男として生まれ、大学を卒業してから父親のもとで本格的に作陶を始めました。
高取焼の伝統の釉薬に現代的な造形を合わせた斬新な作品を多く制作しており、観賞用の陶器であり実用性の高い陶器として評価されています。
亀井味楽の作品は茶碗の他にも水指や花瓶なども制作しており、こちらもお買取り可能なお品物です。
ご自宅で眠っている亀井味楽の作品がございましたら、いわの美術がお買取り致します。