今回、いわの美術がお買取りしたお品物は平安草山の飾壷です。
飾壷と聞くと豪華絢爛な美術品としての大きな壷を思う方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらの飾壷は茶道具の1つです。
茶道では口切(くちきり)の茶事に使用されます。
口切とは、茶家の正月ともいわれる11月にその年の茶壷の口を切り、主客ともども寿ぎ祝う茶事の中でも最も格式の高い茶事の事です。
茶壷は口切の茶事の際は、床に飾られ拝見するのにも使いますから、姿、形が美しいものが多いのも特徴です。
お買取りした茶壷も姿、形が美しく思わず見入ってしまう作品でした。
あまり使用する機会も少なかったのかとても綺麗な状態でお買取りさせていただきました。
茶壷には付属品があり、この付属品の事を装束といいます。
茶壷の口を上から覆う「口覆」、茶壷を入れる袋「綱」、長緒1本と乳緒2本からなる「紐」、3本で一組の「壷飾紐」これらの付属品が揃っており、共箱がございますと買取額が高くなります。
もちろん、付属品や共箱が無い場合でもいわの美術では茶壷のお買取りを行っておりますが、付属品や共箱が無い状態での評価となりますので、買取額は下がってしまいます。
今回のお買取りでは、全て揃った状態で買取らせていただきました。
いわの美術では茶壷の買取はもちろん、茶道具の買取に力を入れております。
ご自宅で使用されていない茶壷、茶道具がございましたら、お気軽にお電話、メールにてお問合せください!!