今回、いわの美術がお買取りしたお品物は松永三喜三の秋泉棚です。
秋泉棚とは檜地紅溜塗の二重棚で、中棚が流水形、客付と勝手付に上段に二葉、下段に一葉の計大小三葉の楓の透しのある横板が付いた小棚をいいます。
秋泉棚が初めて作られたのは、東京の大宮御所内に貞明皇后(大正天皇夫人)のために建てられた茶室「秋泉亭」の用具として制作されたのが始まりで、皇太子を春宮と申し上げるのに対し、皇后宮を秋宮と尊称するところから、貞明皇后自ら「秋泉」と命名されました。
季節は過ぎてしまいましたが、秋にちなんだ風情ある上品な姿は秋に一番栄える棚となっております。
お写真を見てもわかるように秋泉棚は中棚が滑らかな曲線の流水形で、客付と勝手付に上段に二葉、下段に一葉の計大小三葉の楓の透しが施される独特の形をしています。
ご自宅にちょっと変わった形の棚はございませんか?
秋泉棚は淡々斎好みの棚として知られており、秋のお点前では出番が多くなります。
そのため、長年しまったままになってしまう事も多く、気付いたら置き場所に困っている…なんてお話しもお伺いします。
秋泉棚は漆が塗られているので、乾燥した場所に保管されますと漆の割れ、剥がれの原因になります。
秋泉棚は状態が良ければ良いほど買取額は高くなります。劣化して、価値が低くなる前にご売却する事をお勧めします。
いわの美術では秋泉棚の高価買取を行っております!
この他にも茶碗、釜、水指など茶道具の買取も行っております。数が多い場合は出張買取でお伺いいたしますので、お気軽にご相談ください!!