今回、いわの美術がお買取りしたお品物は風炉先屏風です。
風炉先屏風とは通常の屏風より背が低く、広間の点前の際に道具畳の向こう側に置く2つ折りの屏風です。
風炉先屏風が使われるようになったのは室町時代に台子が使用されるようになったときから使われるようになったといわれります。
また、風炉の季節には、腰張りのものや、腰板に透かしをいれたり葭(よし)を張ったものを使ったりもします。
今回、お買取りいた風炉先屏風は丸山応挙の「亀図」がデザインされた風炉先屏風で、応挙らしい写生を重視した作品となっております。
傷みもほとんどなく良い状態でのお買取りとなりました。
丸山応挙は江戸時代中期の絵師で近現代の京都画壇にまでその系統が続く「円山派」の祖であり、当時では珍しく写生に重点をおいた作品を展開しておりました。
暇さえあれば場所問わずスケッチを行ったといわれている応挙は、懐に写生帳帖を忍ばせていたそうです。
丸山応挙の作品は風炉先屏風の他にも掛軸もございます。
茶道具では床の間に飾る茶掛けがございますが、ご自宅に丸山応挙の作品はございませんか?
他の茶道具と一緒に丸山応挙の作品もいわの美術に買取らせてください!!