清閑寺窯は旧伯爵・清閑寺家の許可を得て
江戸後期に築窯され、初代菊次郎、
二代目龍斎、三代目祥平を経て、
当代(四代)杉田祥平先生が平成11年に
襲名されております。
先生は、京焼・清水焼の代表的な仁清・古清水の
流れを茶陶器の製作を通して継承され、その
造形美と典麗優美な桃山文化の彩色美の中に、
現代感覚を併せ持つ技法で作陶に邁進されており、
全国の有名百貨店などで展示会を開かれるなど、
ご活躍されています。京都伝統陶芸家協会会員。
また、当代先生の息女・杉田眞龍(すぎたまりゅう)氏
は父の薫陶を受け女性の目、
若い感覚で茶陶器に挑んでおられる注目 の作家です。