お写真のお品物はいわの美術で今回お買取りした4代・徳田八十吉の彩釉三彩壷「彩光」です。
4代・徳田八十吉は3代の長女として生まれ、20歳で作陶の世界に入り、人間国宝である偉大な父のもと、3代が生み出した「耀彩」という60色以上の色を濃淡の変化でグラデーションのように表わす技法を受け継ぎ3代にはなかった女性らしいグラデーションを生み出しました。
この技法は綿密な構成・配色に基づいた細かい色釉の帯を面相筆で一本ずつ手描きしては、1000度以上の高温焼成を繰り返し現れる色で、とても手間のかかる作業があってこその賜物です。
いわの美術では4代・徳田八十吉の彩釉三彩壷の買取を行っております。
徳田八十吉は九谷焼の作家です。
お買取りした彩釉三彩壷も九谷焼特有の貫入がみられます。
また、共箱などの付属品もきれいな状態でしたので高価買取とさせていただきました。
九谷焼といえば、赤絵や赤・黄・青(緑)・群青・紫の5色をつかった五彩色の構図などが特徴ですが、徳田八十吉はその九谷焼の基本をベースに新しい表現方法を常に考え生み出してきました。
また、徳田八十吉は壷の他にも水指などの茶道具、絵付けが素晴らしい大皿なども手掛けています。
特に3代・4代徳田八十吉の作品は誰が見ても忘れない美しいグラデーションが特徴の作品です。
ご自宅に眠っている徳田八十吉の作品がございましたら、いわの美術に買取らせてください!!