今回お買取りさせて頂いたお品物は藤田寛道さんの茶掛です。
茶掛というのは茶室の床に掛けられる軸で、今回のお品物のように書の軸物が多く使われています。
こちらの茶掛には、「松無古今色」という禅語が書かれています。
禅語は禅宗の文献に登場する言葉で、短い一句に禅の趣旨を内包しています。
茶掛によく書かれるものでは「日々是好日」「喫茶去」「一期一会」のような言葉も禅語の一つです。
今回の茶掛は大徳寺 雲林院住職の藤田寛道さんによって書かれました。
茶掛や掛軸のお買取りでは作者が重要なポイントとなります。
今回のように書のすぐ隣に名前の書かれているものや、軸の入っていた木箱の蓋裏に書かれていることもあります。
買取り依頼の際に、作者の名前等分かっていましたら、担当者にお伝え下さい。
「古い物で作者を覚えていない」「何か書いてあるけれど読めない」といった場合も、買取り担当者にお伝え頂ければお調べしますのでご安心下さい。
ご処分にお困りの茶掛はございませんか?
いわの美術では茶掛をはじめ、茶道具や骨董品の買取りも行っています。
蔵の整理や、御実家の片付けなどお品数の多い場合でも対応出来ますので、是非ご相談下さい。