今回いわの美術でお買取した茶碗は、
2代・寒川栖豊の那智黒茶碗です。
父親である初代・寒川栖豊は紀州古窯の復興に尽力し、その功績を称えられ旧紀州藩主徳川頼貞喉より紀州焼・葵窯の窯名を拝領ました。
そして、紀州熊野の銘石・那智黒に着目し、研究と実験を重ね光沢を抑えた独特の釉「那智黒釉」を作り上げました。
この那智黒釉を使って2代・寒川栖豊は優美な茶碗を制作しています。
茶碗には正式な茶の席で使われる茶碗と、練習用の茶碗がございます。
練習用の茶碗ですとお買取が難しいのですが、ある程度の数があればお買取できる場合もございます。
茶碗には共箱と呼ばれる作者みずから箱書きをした作品を納める箱がございます。
お買取の際、こちらの共箱があるとなしでは買取額に影響が出てきます。
よく、共箱が壊れていたり、汚くなってしまって処分してしまう方がいらっしゃいますが、処分せずにそのままの状態でご相談ください。
