茶道具の買取実績が豊富ないわの美術では、手に馴染むお茶碗を作り続けている檜垣青子の黒茶碗をお買取り致しました。
檜垣青子は、初代檜垣崇楽の長女として1949年に京都で生まれ、父親の仕事姿を見ながら育ちました。
土風炉師として活躍していた寄神崇白を祖父に持つなど陶芸一家で育った檜垣青子は、父や祖父の影響から自然と陶芸家の道を歩み始めます。
25歳で父親の檜垣崇楽に師事し、焼物の技術や基礎を学び、36歳で「青子」を号として楽焼を中心に製作しました。
また「青子」という号は、裏千家15代目汎叟宗室の息子で裏千家の宗匠として活躍していた伊住宗晃から授かったそうです。
今回お買取りしたお品物は、全体的に丸みを帯び柔らかい作風が特徴的な檜垣青子の黒楽茶碗です。
檜垣青子は、製作する際に「上手くなくても器用じゃなくてもいいから、手に馴染む品のいい作品になってほしい」という思いを土に込めてから作るそうで、今回お買取りした茶碗は檜垣青子の理想とする作品にぴったりと言えます。
今回お買取りした檜垣青子の作品は、裏千家でお茶を教えていた先生がたくさん持っていた茶道具の中の1品です。
ご高齢になって手足に力が入りにくくなってしまった為、お茶の先生を辞めるにあたり、次に使ってくれる人にお茶道具を渡したいというお気持ちで弊社にお問い合わせ頂きました。
いわの美術では、檜垣青子以外にも代々楽焼を作り続けている楽吉左衛門や350年の歴史と伝統を絶やす事なく楽焼を作り続けている十代大樋長左衛門など様々な作品をお買取りしております。
売却希望のお茶道具などございましたら、茶道具の買取実績豊富ないわの美術までお気軽にお問い合わせ下さい。