お茶道具の買取実績が豊富ないわの美術では、備前焼で現在も作品を作り続けている末廣学の茶碗をお買取り致しました。
大阪出身の末廣学は、陶芸家を目指すべく岡山県へ移住し、備前陶芸センターに入って技術を学び、19歳で重要無形文化財保持者の森陶岳に師事しました。
森陶岳の元で作品の製作に励んでいた末廣学は、森陶岳が作り上げた全長53mもある寒風大窯で1986年に初めて作品を作り上げます。
それ以降、1989・1994・1999・2005・2011年の5回にわたり寒風大窯で製作を行い、その間の1993年には独立を果たします。
独立後は、20mもある半地下式登窯を作り上げ、寒風大窯と半地下式登窯の2つの窯で作品を作り、その後 第2回現代陶芸で初めて賞を受賞しました。
初の入賞を機に、しぶや黒田陶苑や三越本店で個展を開くなど活躍を見せ、現在の数多くの作品を作り続けています。
今回お買取りした末廣学の作品は、備前茶碗で箱書きに「平成23年寒風大窯」と書かれている事から2011年に寒風大窯で作られた作品という事がわかります。
お茶の先生をしていた方の遺品から出てきましたが、末廣学の作品は1点でお値段を付ける事が難しかった為、他のお品物と一緒にまとめてのお買取りとなりました。
いわの美術では、末廣学の作品以外でも、末廣学の師匠である森陶岳や代々萩焼を作り続けている三輪休雪など様々な作品をお買取りしております。
いわの美術では、お茶を習われていた方や教えていた方のお品物で処分を検討されているお茶道具や、お茶会で使われていた着物、茶室にかけていた掛軸などもお買取り致します。
また、遺品整理で誰のどんな品物かわからない場合は、品物全体やサイン・刻印部分、箱書きなどの写真を頂けますと詳しく査定が可能です。
ご売却お考えのお品物がございましたら是非一度いわの美術までお問い合わせ下さい。