今回いわの美術では、沖縄出身の陶芸家である国吉清尚の作品をお買取り致しました。
1943年に沖縄で生まれた国吉清尚は、高校卒業まで地元で暮らし、卒業後は就職する為東京へ上京してカメラレンズ工場で働きました。
その後、高校時代から集めていた陶芸の製作を行うべく、上京した翌年には沖縄へ戻り壺屋焼を製作している陶工の元で修業に励み、陶芸の基礎や技術を学びました。
22歳の頃、高校でやっていた空手の腕を買われ日本大学へ入学しますが、陶芸がやりたいと意思の固まっていた国吉清尚は、大学に通わず栃木県益子にある県立窯業指導所で2年間の修行を経て沖縄に戻り、1968年に窯を造りました。
その後は、沖縄で土瓶や茶碗など普段使う作品を作り続けていましたが、オブジェ作りへと移行した為、国吉清尚の作る茶碗などのお茶道具は市場に出回っている数が少ない為お品物によっては高価買取が期待出来ます。
沖縄の土と火を愛し作品の製作に励み、これからの活躍が期待されていましたが、1999年56歳という若さで自らに火を付け自殺してしまいました。
国吉清尚がこの世を去り、新しい作品は作られる事がなくなってしまったので、今市場に出回っている物は希少価値の高いお品物となります。
いわの美術では、国吉清尚の作品以外でも様々なお茶道具をお買取りしております。
茶道具の代表的なお品物として思い浮かぶのはお茶碗ですが、お茶碗にも様々な形や焼きの種類、釉薬のかけ方などございます。
お茶碗の主な形状
天目形、井戸形、熊川形、椀形、杉形
平形、筒形、沓形、胴締形、塩笥、馬上杯
輪形、馬だらい形、切立形、筆洗形
端反形など
焼物の種類
天目、青磁、高麗、井戸、三島、楽、萩
唐津、志野、織部、瀬戸、九谷、志野、砥部
常滑、刷毛目、玉子手、金海、御本、柿の蔕
呉器、粉引、信楽、薩摩など
お茶道具買取の際には、作家名・種類・共箱の有り無しなど詳しい情報を頂けますと査定がスムーズに行えます。
また、ご両親の遺品などで作家などの詳しい詳細がわからない場合は、作品全体・箱書・陶印などの写真を撮ってメールやLINEで送って頂けると査定がスムーズに行えます。
また、「ネットが難しくて送れない」という方は、写真を現像して頂き郵送でお送り頂く事も可能ですので、是非いわの美術までお問い合わせ下さい。