今回いわの美術では、加賀蒔絵の石川県指定無形文化財保持者でもある小松芳光の作品をお買取り致しました
小松芳光は、石川県金沢市野町に生まれ、仏壇製作の職人であった父の影響で幼い頃から漆芸に触れる機会が多く、21歳では漆芸の技術や基礎を学ぶ為、東京美術大学で講義を聞き知識や技術を身に付けました。
また、明治から昭和まで蒔絵師として活躍した植松包美に師事して技術を磨き、24歳で帝国美術院展に初入選します。
24歳で初入選したのを機に、第二回文展・第一回日展で特選を受賞するなど実力を上げていきました。
様々な展覧会で活躍してきた小松芳光は、金沢美術工芸専門学校の設立に参加し、自らの技術と知識を次の世代に伝えるべく教授となり後進の指導を行いました。
67歳で教壇を降りた小松芳光は、金沢美術工業専門学校の名誉教授に選ばれ、加賀蒔絵では無形文化財保持者に認定されるなど数多くの功績を残しました。
今回お買取りした小松芳光の作品は、テッセンの葉が描かれている平卓です。
少し汚れなどありましたが、小松芳光の作品という事もあり、他のお茶道具と一緒にお買取り致しました。
小松芳光の作品買取では、小松芳光のサインや茶人の銘・花押があるかどうか確認してからお問い合わせを頂きますと査定がスムーズに行えます。
もし、小松芳光の作品かわからないという場合は、お品物の全体とサイン、また木箱が一緒についていれば箱に書かれている箱書きの写真を頂けると査定がスムーズに行えます。
いわの美術では、小松芳光の蒔絵作品以外でも、お茶道具や着物、絵画、掛軸、仏像、日本人形など数多くのお品物をお買取りしておりますので、遺品整理や在庫処分、引っ越しのかたずけやコレクションの売却などお考えでしたら是非一度いわの美術までお問い合わせ下さい。
買取可能な加賀蒔絵作家
野村大仙、細川司光、池田喜一、辻石斎、高村表恵
中村孝也、道場宗廣、大下香仙、大垣昌訓、前端春斎
清瀬一光、新保雅巳、竹内幸斎、中村宗尹、長谷川秀斉、下出光斎など