今回いわの美術がお買取したお品物は、日芸展や個展を中心に活躍を見せる藤井宗喜(ふじいそうき)の唐銅七種蓋置です。
七種蓋置とは千利休が選んだと称されている「火舎(ほや)」「五徳(ごとく)」「三葉(みつば)」「一閑人(いっかんじん)」「栄螺(さざえ)」「三人形(みつにんぎょう)」「蟹(かに)」の七種類の蓋置の事です。
それぞれ特別な扱いがあり、その中でも格が最上級なのは「火舎」です。
今回お買取りした七種蓋置は、唐銅という銅を主体とした錫と鉛の合金で出来ており、使用感も感じられず共箱もきれいな状態だった事から十分に評価できるお品物と判断し買取を行いました。
いわの美術では茶道具の買取を積極的に行っておりますので、茶道を辞めたり集めた道具の置き場所がなくなった方など、処分をお考えの茶道具がございましたら、お電話・メールにてお気軽にご相談下さい。
茶道で使われる蓋置には七種蓋置以外にも多数存在し、素材も金属、陶器(陶磁器)、木製、竹などが使われ、文鎮、筆架、墨台などの文房具などを見立てて多種多様の蓋置が作られています。
また、季節やお点前に応じた蓋置を選び、柄杓の合や窯の蓋を乗せるために使用されています。
お問合せの際はどのような蓋置なのか、形状や使われている素材をお伝え頂くと査定がスムーズに進み、共箱があれば共箱に書かれている文字をお伝え下さい。
また、有名作家が手掛けた蓋置ですと高価買取となる場合もございますのでお気軽にご相談下さい。