今回お買取したお品物は、渡辺可映の真台子です。
台子は、茶の湯の席で使用する道具の1つで、水指などの茶道具を置く棚物の1つです。
その台子の中でも真台子は、真・行・草という茶道独自の格付けの最も高いランクの台子で、黒塗りとなっています。
また真台子は、天板と地板をつなぐ4本の柱で構成されたつくりとなっており、京間でなければ畳からはみ出てしまう大きさです。
基本的には灼立、水指、置蓋、建水の4つを同一素材、同一意匠で合わせて使用します。
お買取となった真台子は組立式で黒塗りが美しく、収納する箱も付いており、酷く目立つような傷なども無いお品物ということで買取成立となりました。
今回お買取りした真台子は、茶道具の指物師として全国的に知られている渡辺可映の作品でした。
真台子は主に、神仏や御霊にお茶をお供えする儀式の献茶に使用されます。
また真台子を用いた茶の湯の席では、茶道の論理的・精神的根幹とされており、それぞれの流派で最後に伝授される奥義ともいわれています。
いわの美術では、そんな真台子の買取に力を入れています。
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