今回お買取した風炉先屏風は裏千家の15代当主・千宗室の好み物となっており、千宗室の斎号が鵬雲斎(ほううんさい)ということから鵬雲斎好瑞鳳(ほううんさいずいほう)という名前が付いています。
風炉先屏風は茶道具の1つであり、読んで字のごとく風炉の先に置く屏風のことをいいます。
風炉先屏風の使い方としては、茶の湯の席で亭主が座る位置を明確にする区切りに用いられる他、自身の座る場所を把握する目印にもなります。
また風炉先屏風は4畳半以下の小間では使用せずに、4畳半以上の広間に使用されますが、風炉先窓がある茶室の場合は使用しません。
ちなみに風炉先屏風には夏用・冬用がありますが、お買取となった風炉先屏風は木地で作られ屏風の上部が透かしになっている夏用で、縁(ふち)には木地を生かすために何度も生漆を重ね塗りする摺漆(すりうるし)という技法が用いられている素敵なお品物でした。
風炉先屏風は茶の湯の席の雰囲気を引き締めるアクセントとしても使われ、茶道具を引き立てる背景にもなります。
ちなみに風炉先屏風には今回買取となった江戸間用の他にも京間用や中京間用もあります。
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