今回、いわの美術がお買取したお品物は茶筅で、全部で11点のお買取となりました。
茶筅はお茶を点てるために必要な道具で、竹で出来ているものが基本で、竹の一端を細く裂き、薄く削った先端を内側に柔らかくカーブさせた形状をしています。
用途によって穂の数が16本から120本まであり、基本形は64本とされています。
穂数が少なければ穂が太く腰の強い茶筅、穂数が多ければきめ細かな茶筅となっています。
そのため、濃茶は練るため穂数の少ない茶筅を、薄茶は点てるので穂数の多い茶筅を使用します。
茶筅は穂数が多くなればなるほど製作するには技術が必要で、茶筅の中でも格が高いものとされています。
特に江戸時代までは80本以上の穂数を持つ茶筅は大名以上の位の者しか手にする事ができませんでした。
さらに穂数が120本ともなると将軍のみが所持する事が許されるものでした。
さて、今回お買取りした茶筅ですが、割れたものもありましたが、11点ございましたのでまとめての評価で買取を行いました。
茶筅はその昔、茶事ごとの使い捨てであったため消耗品としての認識もありますが、いわの美術では不要な茶筅の買取も行っております。
いわの美術では不要な茶道具の買取を行っております。
茶道具には茶碗、茶釜、水指、茶入、棗、風炉先屏風など多くの種類があり、いわの美術では基本的にどんな茶道具でも買取を行っております。
練習用の茶道具だけでは買取る事ができない場合もございますが、複数まとめてであれば査定をお付けする事ができる場合もございますので、まずは一度ご相談下さい。
また、茶道具の多くには共箱と呼ばれる木箱がご一緒ですとプラスの査定が付き、買取額が高くなる場合もございますので、共箱が汚れていたり、破損していても査定時にはご一緒にお出し下さい。
また、作者不明の茶道具でもいわの美術に在籍する鑑定士は熟練の経験と知識を持っておりますのでご安心下さい。
茶道具買取には専門の知識を必要とし、街のリサイクルショップでは正当な評価を受ける事ができない場合もございますので、まずは査定・見積無料のいわの美術までお気軽にご相談下さい。