今回、いわの美術がお買取したお品物は、小川長楽の赤楽茶碗です。
小川長楽は初代が11代・楽吉左衛門に師事し、12代・楽吉左衛門から唯一独立を許された事で3代続く京都の陶芸家です。
小川長楽は千利休が大成した茶の湯の世界観にふさわしい茶碗を作り続けてきた楽家の伝統と精神を受け継ぎ、独自の表現を生み出すために道具や釉薬の開発を行っており、「焼貫」や「釉彩」といった独自の技法や釉薬を開発し、楽家の楽焼ではなく、小川長楽の楽焼を確立しました。
今回お買取した小川長楽の赤楽茶碗は、共箱は処分してしまったそうでありませんでしたが、手捏ねで形成したことがよく分かるわずかな歪みを感じ、実に赴きのある茶碗でした。
小川長楽だと分かる陶印も確認でき、市場評価も踏まえて買取を行いました。
小川長楽は楽吉左衛門から唯一独立を許された楽焼の陶芸家ですので、茶道具としても非常に人気が高く、中古市場でも高値で取引されている作品が多数存在します。
いわの美術でも買取を強化している作家の一人で、歴代の小川長楽の作品の買取を行っております。
茶碗を含め、茶道具の査定には専門の知識や買取経験を持つ鑑定士でないと共箱などの資料がない場合、どういったお品物なのか判断する事ができないため真価が分からず、正当な評価を受ける事ができません。
しかし、いわの美術であれば年間に多くの買取実績を持ち、長年の経験を持つ鑑定士が在籍しており、その鑑定士の鑑定はもちろん、しっかりと教育を受けた鑑定士によって査定を行っておりますので、出所不明の茶道具であってもしっかりと評価して買取る事ができます。
小川長楽の作品を含め、茶道具のご売却をお考えでしたら、年間に多くの買取実績を持ち、スピーディな対応を心掛けているいわの美術にお任せ下さい。