今回、いわの美術がお買取したお品物は、唐津焼の陶芸家・徳沢守俊の朝鮮唐津花入です。
徳沢守俊は黒飴色の釉薬と白い釉薬が流れた姿が特徴の朝鮮唐津を中心に作陶を続けている陶芸家で、日本各地の百貨店で個展を開催している事から、人の目に触れる機会も多く、茶の湯の心に沿った作品が多くの茶人たちに愛され、中古市場でも盛んに取引が行われています。
今回、お買取した徳沢守俊の朝鮮唐津花入は、背の高い花入の特徴をいかし、朝鮮唐津特有の釉薬のコントラストを極端に感じる事のできる勢いのある美しさを感じる作品でした。
状態も非常によく、共箱もきれいな状態でしたので、高い評価での買取となりました。
また、今回は茶碗や水指といった他の茶道具もご一緒にお譲り頂く予定でしたので、出張買取でご自宅までお伺いしております。
徳沢守俊の作品は「十」のような陶印がありますので、唐津焼で特に朝鮮唐津の作品で「十」の陶印が見られましたら、それは徳沢守俊の作品という可能性が高くなります。
また、共箱の箱書にも特徴があり、箱の身の底に書かれている事が多いので、共箱の身の底は案外見逃してしまいがちなので、気になるようでしたら、共箱を逆さにして確認してみて下さい。
この他にも箱の蓋の裏、側面などにも箱書をしている事も多く、詠みやすい字体で書かれていますので、知識のない方でも簡単に読み解く事ができます。
お問合せの際は共箱があればそこに書かれている事柄を全てお伝え頂き、作品の種類や特徴などをお伝え頂くと査定がスムーズに進みます。
いわの美術では長年の鑑定実績と豊富な知識を持つ鑑定士が査定を行っており、作者不明の作品でもしっかりと評価する事ができます。
そのため、徳沢守俊の作品に似ているけれど共箱がないので自分では判断できない作品でも、しっかりとお品物を拝見して、仮に徳沢守俊の作品ではなかった場合でも、その作品を評価して買取る事ができ、査定・見積など無料となっておりますので、お気軽にいわの美術までご相談下さい。
