茶道具買取、売却の極意 - いわの美術株式会社
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岡田節哉 清風籠

作家名: 岡田節哉
更新日: 2015/10/31

炭斗買取ました

今回、いわの美術がご紹介するお品物は、岡田節哉の炭斗です。
こちらの炭斗は茶道をやっていた方が道具の整理をするため、不要になった茶道具を買取って欲しいと受けた依頼の中でお買取したお品物です。
清風籠と名付けられている形の籠で、これは淡々斎好の炭斗として知られています。
その特徴は口造りの下の竹を部分的にねじってあり、透かし感のある爽やかさを演出している所にあります。
ちなみに炭斗とは亭主が客の前で炉や風炉に炭を組み入れる炭点前で用いる茶道具で、炭を組み入れ、香合・羽箒・釜敷・鐶・火箸を添えて席中に持ち出す役割を果たし、「炭取」「烏府(うふ)」と書かれる事もあります。
炭斗の多くは今回の炭斗のように籠などの組物で、内張をしてそれに漆をかけたものとなっています。


お買取した炭斗は岡田節哉という竹工芸家の作品で、日展での入選経験もあり、日本工芸会会員にも選ばれている実力ある人物です。
新潟県工芸試験場佐渡竹工試験場長をつとめ、16年間佐渡の竹工芸の指導にあたるなど後進の指導も行っており、その技術力には定評があります。
今回は共箱付で栞も残っていた事、少し使用感は感じられましたが炭斗の状態が良かった事から、高い評価での買取となりました。

炭斗買取ます

炭斗には唐物・和物があり、唐物炭斗は藤、竹などで編まれた籠製が主で、編み方はその部分によって変化をつけ精巧に作られているものが多く、藤と竹を交ぜ編みしたもの、棕櫚皮を編み込んだものなどがあり、籠以外には、漆器類、青貝入り、金馬(きんま)などもあります。
一方、和物炭斗は籐、竹、藤蔓、蓮茎などを使用し、唐物炭斗よりはざんぐりした編み方になっているのが特徴で、籠以外には瓢、一閑張、蒔絵、曲物、指物などがあります。
いわの美術ではどんな炭斗でもしっかりと評価して買取を行っておりますので、お問合せの際はどのような炭斗なのか分かる範囲でかまいませんので、しっかりと特徴をお伝え下さい。


いわの美術では年間に多くの茶道具の買取を行っており、基本的にはどんな茶道具でも買取る事ができます。
茶碗や水指といった茶道具はリサイクルショップでも買取ってもらえる事が多いのですが、専門的な道具でもあるその他の茶道具はリサイクルショップでは需要が少ないため、ちゃんとした評価をせずに買取られてしまいます。
特に今回いわの美術がお買取した炭斗のようなお品物は籠としての評価で買取られてしまう事が多く、中には数百円にもならない場合もあるようです。
いらいない茶道具を処分したいからと言って、安易にリサイクルショップなどに持っていく前に、査定無料のいわの美術にご相談下さい!!

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