今回、いわの美術がご紹介するお品物は、安田道雄の香炉です。
「芙蓉の図」と題された京焼の作品で、香炉全体を使って描かれた芙蓉の花が際立つお品物でした。
使用感もほとんど感じられず、共箱や栞がご一緒であったため、高い評価での買取となりました。
香炉はその名の通り、香を焚くための道具ですが、茶道でもお点前によって使われる事のある道具です。
その際は原則として足一つを正面にするという決まりがあり、模様や釉がかりに景色がある場合には、その部分のある足を正面に、蓋の摘みが動物になっている場合はその動物の顔が正面になるように扱います。
いわの美術では安田道雄の作品の買取を行っております。
安田道雄は滋賀県大津市和邇の里で作陶を続けている作家で、京焼をベースとしてオリジナルの世界を展開してます。
京都陶工高等技術専門校成形科、専攻科を終了してから番浦史郎に師事しており、その後は京都五条坂の登り窯を借りて独学で作陶技術を身につけていきました。
その時、井戸茶碗に魅せられ、40年の歳月を井戸茶碗研究にささげ、「京焼の高麗写し」という新しいポデシジョンを確立していきます。
そのため、安田道雄の作品は井戸茶碗が中心で、特に大井戸茶碗には力を入れているようです。
新宿京王、博多大丸、うめだ阪急、野村美術館、岡山高島屋、松江一畑、京都大丸などで個展を開催している実力ある安田道雄の作品は、中古市場でも高い人気を誇っており、いわの美術でも買取を強化している作家の一人です。
安田道雄の作品をお持ちでしたら、いわの美術が高価買取させて頂きますので、まずはお電話、メールにてお気軽にご相談下さい。