今回、いわの美術がお買取したお品物は、野点傘(のだてかさ)です。
戸外で行われる茶会の事を野点といい、その時に使用する道具なので、野点傘といいます。
お買取した野点傘は妻折野点傘(つまおれのだてかさ)というもので、傘の端の部分が湾曲したデザインになっており、内側の小骨に綺麗な飾り糸を多用しているのが特徴です。
もともとは遺族や高僧へ差し掛けるための傘だったものを大きくしたもので、人を傷つけないよう爪を折った形になっているのが特徴で、内側の小骨の綺麗な飾り糸も、魔除けを意味する5色の糸が使われています。
その昔、北野大茶湯において丿貫(へちかん)が豊臣秀吉を喜ばせたのも、この妻折野点傘でした。
今回、お買取した野点傘は、現在最も普及している妻折野点傘ですので、神社仏閣や各地の祭礼、伝統行事はもちろん、和風店舗でのインテリアなど幅広く使用されています。
野点傘を支える台付きで良い状態ではありましたが、一部破損している箇所や目立つ傷があったため、その分がマイナス評価となってしまいました。
しかし、通常のリサイクルショップでは買取ってもらう事が難しい野点傘ですが、いわの美術では市場価格も踏まえ、買取額を提示しました。
いわの美術では茶道具の買取に力を入れており、今回お買取した野点傘も茶道具の一つですが、いわの美術ではこういった大型の茶道具の買取も日本全国を対象に行っております。
茶碗や水指など需要の高い茶道具は、大体のリサイクルショップや美術商などでも買取を行っていますが、大型の茶道具や需要が少ない茶道具の買取は拒否する所も存在します。
いわの美術では、1つでは評価をつける事ができないお品物であっても、まとめての評価で買取る事ができ、独自の販売ルートを確保している事がいわの美術の強みでもあります。
どんな茶道具を買取ってもらえるのか気になった方は、HPトップの買取品目をご覧ください。
また、作者名の分からない茶道具などはいわの美術の査定スタッフが無料で査定を行いますので、お気軽にご相談下さい。
この他にも大量の茶道具売却や遺品整理などもしっかりと対応させて頂きますので、ご相談の際はしっかりとその旨をお伝えいただけるとスムーズに話が進みます。