今回いわの美術がお買取したのは、京塗師 鈴木光入の寿棚です。
寿棚は、天板が八角形、柱は四方透かしの二本柱で、上下に雲形透かしの鰭板がついた小棚です。
松材溜塗の寿棚は、淡々斎の名で知られる、裏千家十四代家元 無限斎が、昭和三年 昭和天皇のご大典の際に好んだ棚として知られます。
最初は、菊寿棚と称して、桐木地で天板に菊の置上が施されていましたが、後に松の木材溜塗に変えて、寿棚と改称され、改めて淡々斎が好んだものです。寿棚は炉・風炉ともに用います。
お買取した鈴木光入の寿棚は、組み立て式で、板は厚めの、しっかりした安定感のある良い作りです。
寿棚には若干キズがみられましたが、際立った破損箇所などもなく、高い評価にてお買取致しました。
使わなくなった棚物の処分にお困りではありませんか？いわの美術では、使わないまま、保管場所をとって処分にお困りの棚物の買取も積極的に行っています。
棚物は台子、大棚、小棚、仕付棚、箪笥など種類も豊富で、淡々斎など宗匠好みをあわせるとさらにその数は増えます。お点前の種類や季節によって使い分けがされる棚物は、中には、年に一度しか使わないものもございます。
棚物の買取ならいわの美術にお任せください。大きくて運ぶのも一苦労な棚物は、出張買取にも対応しております。
お引越しや遺品整理など、茶道具だけでなく、他のお品物とまとめて買取のご依頼も歓迎致します。ご不要になられた棚物の買取のご相談でしたら、買取実績豊富ないわの美術まで、お気軽にお問い合わせください。
