今回、いわの美術がお買取したお品物は方円棚(ほうえんだな)です。
方円棚は桐木地の三本柱で、天板が方形、中板が丸形、地板が方形で、左右と向うに竹柱を立てた形の小棚の事を言います。
表千家の棚物には、利休好み、宗旦好みの棚のほかに歴代家元好みの棚があり、方円棚も表千家十一世・碌々斎(ろくろくさい)が好んだ棚として知られています。
茶会ではあまり見かけない棚ですが、大きなシミや傷、汚れなどがなく、共箱付で前端春斎の方円棚でしたので高価買取を行いました。
お買取した方円棚の作者は前端春斎(まえはたしゅんさい)といい、石川県で活躍する3代続く塗師です。
初代は木地師として活躍し、2代の時から塗師としての技術を向上させ、生地から塗りまでを一貫して行う品質の高い漆器を制作するようになり、重要文化財の修復を行ってきました。
3代目になるとアメリカなど海外での技術指導を行い、重要無形文化財保持者の認定を受けてもおかしくないほどの実力を持っています。
このように、著名な作家が制作した道具であれば高価買取も期待でき、茶道具は中古市場でも需要の高いお品ものですので、いわの美術では茶道具の買取に力を入れております。
棚物の処分にお困りではないですか?茶道具を処分しようと思っても、茶道具は特殊な道具も多いので、どこへ売却したら良いか分からないという方も多いかと思います。
茶碗や水指、花器などは茶道具以外でも需要があるため、買取ってもらえる事が多いかと思います。
しかし、棚物は用途が限られており、お点前や流派に合わせて使われる形状が異なり、様々な種類があるため、しっかりとした知識がなければ正当な評価での買取が難しいお品物となっています。
また、棚物はほとんどが組み立て式ですが、解体して厚みは抑えられますが、天板や棚の高さによっては大きいものも存在します。
そのため、処分するにも持ち運びが大変…という場合もあるかと思います。
そんな時はいわの美術の出張買取にお任せ下さい!!
いわの美術では日本全国で棚物の出張買取を行っており、出張費・運搬費用などは無料となっており、お客様が代金をお支払いする事は一つもございません。
また、査定を行い売却しないとなっても査定料、キャンセル料といった名目で代金を請求する事もございませんので、ご安心下さい。
売却を考えている棚物やその他の茶道具がございましたら、まずはお電話・メールにて、いわの美術までお気軽にお問合せ下さい。