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加藤土代久(豊久) 鼠志野飯碗

作家名: 加藤土代久(豊久)
更新日: 2015/8/9

加藤土代久(豊久)の作品買取ました

今回は、志野焼の加藤土代久の鼠志野飯碗と題された作品をお買取いたしました。

加藤土代久は、桃山時代以来の美濃の伝統を守りながら、志野焼を現代感覚で表現する作家です。

21歳という若さで加藤土代久は、朝日陶芸新人賞を受賞し、その後も数多くの美術展で受賞を重ねている実力派で、市場でも人気の高い陶芸家の一人です。


加藤豊久の作品には、荒々しい豪快な作風の立体的な志野焼作品が多くみられますが、今回お買取した鼠志野の作品は、市松模様の女性的な茶碗です。

茶碗の腰の曲線ラインも美しく、口造りから内側に垂れた志野釉の、動きのある景色も特徴的です。 高台の削りも丁寧で、加藤土代久「と」の陶印がみられます。

作品の保存状態も良好で、加藤土代久の箱書きと落款のある共箱とともに、お買取をさせていただきました。

加藤土代久(豊久)の作品買取ます

室町時代の茶人 志野宗信が美濃の陶工に命じて作らせたのが始まりとされる志野焼は、長石釉を他の原料と混ぜずにたっぷり使った、日本独自の純白の雪のような肌が特徴で、古くから茶人達を魅了してきました。


いわの美術では、その志野焼の伝統を踏まえつつ現代感覚を加えた、作品の数々を精力的に制作活動を続ける加藤土代久の作品買取を行っています。

加藤土代久は、伝統的な技法を尊重しながら、ガス窯による高温焼成により、個性ある現代感覚あふれる造形の重厚な志野焼作品を展開し、茶碗や皿、花入、ぐい呑みのほか、オブジェ風の壷など幅広い作域を示し、その評価は高まっています。


加藤土代久という号は、2004年に改号してから用いられているもので、それ以前は、本名の加藤豊久を用いていました。そのため、作品のつくられた制作年により、号が違っていることもあり、買取評価も作品により異なります。

いわの美術では、志野焼を含め、やきものの知識に長けた買取専門のスタッフが常籍しており、長年培ってきた経験をもとに、しっかりと作品の価値を見極めた買取評価・査定を行っています。

買取査定はオンライン、メールなどにて無料で承っておりますので、ご売却をお考えの加藤土代久(豊久)の作品がございましたら、是非一度お問い合わせください。

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